モーシェ・フェルデンクライスの目的

2011年3月 2日
フェルデンクライス・ライブラリーより
『自己の力∨精力善用』
第24号『第11章:不安感解消への再調整②』について

ここで、モーシェ・フェルデンクライス博士は

不安を解消するためにはターゲットを明確にする必要があることを示します。 つまり、レッスンの照準をどこに合わせるのか?を明確にします。

レッスンのねらいはここまでの議論からとても明確に浮かび上がってくる。

レッスンのねらいは人に彼に与えられた態度や行動パターンを取り入れる導いた理由や出来事を意識させることではない、このような認識は彼が停止された硬直性の点から成熟過程を再始動させる助けとなるのだが。

レッスンのねらいは人に私達の社会の伝統と慣習の欠点に気づかさせることでもない、社会の伝統と慣習はしばしばかなり理性に反するし、最も早い機会に、それは常に今すぐということなんだが、一掃される必要があるのだが。

社会の伝統と慣習を一掃することは彼が自己再調整をして別の安定した配置にすることを助けることもあるが、この目標はそれでも彼を単純な松葉杖を使う代わりに素晴しい玉杖を使うチグハグな不自由な人のままにするだろう。

レッスンのねらいは自分の行動の内部で働いていることへの洞察力を人に与えることでもない、このことも大きな助けにはなるのだが。

自分の初期経験にまったく気づかない何百万人もの人々がいる。このような人達は社会のあらゆることは単純に神から与えられた完璧なことだと確信しているので、このような人達は自分の行動の内部の過程への洞察力はない。

それにもかかわらず、彼らはたじろがず、誰かの感情的な支えをまったく必要としないで、嵐の中自分の船を操縦することができる。

by モーシェ・フェルデンクライス

じゃあ、どこに照準を合わせるのか?
じっくり読んでくださいね



第11章:不安感解消への再調整②目次

[第11章ー8:成熟の三段階/不安感からの解放]

[第11章ー9:行動するときの強迫性の程度が最重要]

[第11章ー10:結果の指示でなく遂行法の指示]

[第11章−11:素晴らしさと惨めさの鍵]

[第11章ー12:再調整の目標]

[第11章ー13:発話と感情の結びつき]

[第11章ー14:機能不全の理解]

§行動を改善するために必要なこと

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戦争はなぜ起きるのだろう?

2011年1月25日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第17号『第8章:欠陥のある姿勢と行動』について

モーシェ・フェルデンクライスは幼いころから戦争に巻き込まれてきました。
The Potent Selfはちょうど第二次世界大戦が終わったころ書かれたものです。

今回の内容で、フェルデンクライス博士の冷静な語り口の中にもう戦争を無くしたいという切実な思いを感じるのはたぶん私だけではないでしょう。

姿勢の形成の仕方が戦争の形成と同じだなんて言われたら、笑ってしまうかもしれませんね。でも、じっくり読んでもらえば、単なる楽観主義者だなんていえないとわかると思うのです。

モーシェ・フェルデンクライスはナチのパリ侵攻の際にはキューリー研究所の放射能の基礎実験資料をナチに利用されないように、ジュリオ・キューリーの頼みでイギリスに運びます。

そのときに負った怪我が最も大きな痛手としてモーシェの膝を駄目にします。それが後のフェルデンクライス・メソッドの始まりになるわけです。

本書を書きながら、モーシェ・フェルデンクライスは争乱の中で青春時代を過ごした現イスラエルに戻り、アレクサンダー ヤナイでレッスンを20年以上することになります。

中東戦争が始まり、頭の上でミサイルが飛び交う中でレッスンを続けて、レッスンの終わりにはよく「イスラエルに平和を」って言ってレッスンを締めくくっています。

平和と言う単なる言葉を唱えるだけでなく実践の道を進もうという熱い思いが冷静な文章であるがゆえにいっそう伝わってくるように思えます。



第8章:第8章:欠陥のある姿勢と行動の目次

[第8章-5:姿勢は感情を表現する]

[第8章-6:強迫状態を示す姿勢の実例]]

[第8章-7:成長と姿勢形成]

[第8章-8:家族秩序が行動を作る]

[第8章-9:自己に対する思い込み]

[第8章-10:統合力/世界の平和に]

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自発的行為と強迫的行為/精力善用

2011年1月12日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第五号「第2章:自発的行為と強迫的行為/精力善用』についてです。
 

いよいよ本書のテーマである。Potent Self=自己の力精力善用の意味が語られます。

In humans, where the bulk of activity consists of learned acts, there appears a kind of activity that is best described as potent activity. It is the sort of behavior we encounter in well-matured persons.

今回の内容の目次

[第2章−1:自発性は主観的で相対的な考え]

[第2章−2:物事をどのようにするかが重要]

[第2章−3:自発性は抵抗の内部感覚による]

[第2章−4:精力善用:Potent Self]

[第2章−5:無気力な自己:Impotent Self]

姿勢と心理学

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