心と体

2011年1月26日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第18号『第9章:心と体/神経系の機能』について

モーシェ・フェルデンクライス博士は人類を悩ませていた問題に指針を与えます。
これがフェルデンクライス・メソッドの方針であり手段となったわけです。
フェルデンクライス・メソッドの確立の瞬間に立ち会ってみましょう!

この問題はおそらく歴史上どんな問題よりも議論されたきたので、私達がこの問題に関して決定的な結論を出したと考えることは思い上がりもはなはだしいのかもしれない。しかしながら、私は差し当たっての評価として、手間をかけただけの価値があったと信じている。なぜなら、以前はあたかも何かすることができることなどありはしないように思えたこの問題を行動であると提案したのだからね。by Moshe Feldenkrais

つまり、フェルデンクライス博士は自分自身の力でなんとかできるものに変えたわけです。これがモーシェ・フェルデンクライスが発見したことなんですよ。
「心地よい体の動きが"脳"を刺激し活性化させる??」ことを発見したわけではなくてね。

自分の行動に責任を負うなんて、当たり前のことかもしれませんね
でも、フェルデンクライス博士の言う通り、当たり前のことほど把握しにくい(Elusive Obvious)なわけです。

神様や仏様や天使や他人任せにしていたことを行動の仕方という自分自身でできることに認識を変えたことこそがモーシェ・フェルデンクライスの発見であり、フェルデンクライス・メソッドの確立です。


●第9章:心と体/神経系の機能の目次

[第9章-1:生命の進化と環境順応能力の発達]

[第9章-2:自分の行動に責任を負わないという信念]

[第9章-3:性格とは]

[第9章-5:心、無意識、意志とは行動モードの関係性の描写にすぎない]

モーシェ・フェルデンクライスが本当は何を発見したか知りたい人にも
お申し込みはこちらから
フェルデンクライス ライブラリー バックナンバー




 | フェルデンクライス 心と体


フェルデンクライスのレッスンなら→
フェルデンクライス レッスン 情報へどうぞ!

バックナンバーのお申し込みはこちらから
フェルデンクライス ライブラリー バックナンバー

フェルデンクライス個人セッションのご予約はこちらから

戦争はなぜ起きるのだろう?

2011年1月25日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第17号『第8章:欠陥のある姿勢と行動』について

モーシェ・フェルデンクライスは幼いころから戦争に巻き込まれてきました。
The Potent Selfはちょうど第二次世界大戦が終わったころ書かれたものです。

今回の内容で、フェルデンクライス博士の冷静な語り口の中にもう戦争を無くしたいという切実な思いを感じるのはたぶん私だけではないでしょう。

姿勢の形成の仕方が戦争の形成と同じだなんて言われたら、笑ってしまうかもしれませんね。でも、じっくり読んでもらえば、単なる楽観主義者だなんていえないとわかると思うのです。

モーシェ・フェルデンクライスはナチのパリ侵攻の際にはキューリー研究所の放射能の基礎実験資料をナチに利用されないように、ジュリオ・キューリーの頼みでイギリスに運びます。

そのときに負った怪我が最も大きな痛手としてモーシェの膝を駄目にします。それが後のフェルデンクライス・メソッドの始まりになるわけです。

本書を書きながら、モーシェ・フェルデンクライスは争乱の中で青春時代を過ごした現イスラエルに戻り、アレクサンダー ヤナイでレッスンを20年以上することになります。

中東戦争が始まり、頭の上でミサイルが飛び交う中でレッスンを続けて、レッスンの終わりにはよく「イスラエルに平和を」って言ってレッスンを締めくくっています。

平和と言う単なる言葉を唱えるだけでなく実践の道を進もうという熱い思いが冷静な文章であるがゆえにいっそう伝わってくるように思えます。



第8章:第8章:欠陥のある姿勢と行動の目次

[第8章-5:姿勢は感情を表現する]

[第8章-6:強迫状態を示す姿勢の実例]]

[第8章-7:成長と姿勢形成]

[第8章-8:家族秩序が行動を作る]

[第8章-9:自己に対する思い込み]

[第8章-10:統合力/世界の平和に]

お申し込みはこちらへ
フェルデンクライス ライブラリー バックナンバー


 | フェルデンクライス 姿勢

正しい姿勢とは

2011年1月19日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第16号『第8章:欠陥のある姿勢の起源』について

正しい姿勢だよねとか姿勢を良くしたいって良く聞きますよね。
姿勢ってなんのことを指しているのでしょう?

「あの人は勉強に対する姿勢がいいね!」なんて昔はよく聞きました

これは別に肉体の形だけを言っているわけではありませんよね。むしろ心構えのことですよね。
フェルデンクライス・メソッドでは、姿勢はその人全体を見る認識の仕方のことを言っています。

以前、三期生のトレーニングコースに遊びに行っていたときのことです。フェルデンクライス・メソッドのトレーナーのイボン・ジョリ先生が生徒さん達に心と体を区別しない見方をする言葉って日本語にない?って聞いていました。

みなさんならどう答えますか?そのときは生徒さんから反応がなかったので話はそのまま流れていったと思います。

先生って反応がないとその話題は生徒には興味がないか、すでに理解しているって思うことが多いものです。その場にいた私もみんな当然知っていて、他の例を考えているんだろうなっと思って見てました。

でも、最近ひょっとして知らないかもって、正確に言えばそのような発想をしたことがないかもしれないって思うのです。そしてイボン先生自体もその答えを知らないで本当に聞いたのかもしれないってねもちろん、イボン先生に聞いてみないとわからないのですがね。

だとしたら、日本から発信しといた方が良いだろうと...直接メールは送らないけど

Dear Yvan Joly sensei

I think Moshe Feldenkrais might have translated the acture from a Japanese word of sisei . This sisei is a somatic word!

Yours respectfully,
Sawada

時間経ち過ぎだねボトルメールってことにしておきます。

フェルデンクライス博士は心身一元性(somatic word)の概念を表す言葉として、日本文化(柔道)から姿勢の概念を導入します。日本語の姿勢という言葉からactureという造語を定義します。失われてしまったであろう日本文化の物の見方を日本文化で育った私達が再発見することになる!はず(^-^)

フェルデンクライス・メソッドに心と体を区別しない見方をするソマティク・ワードが実は日本文化から導入されていたことは驚きです。

驚いてね!

どうやって気づくのかを語る姿勢編のスタートです。実践理論に進みます!

第8章:姿勢の欠陥の根源の目次

[第8章-1:姿勢とは]

[第8章-2:姿勢の欠陥の原因は感情の興奮度合いにある]

[第8章-3:正しい姿勢とは]

[第8章-4:悪い姿勢の成り立ちと改善]

お申し込みはこちらから
フェルデンクライス ライブラリー バックナンバー


 | フェルデンクライス 姿勢

不安と安心

2011年1月19日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第15号『第7章:報酬と罰』について

 今回は幼少期のしつけや教育がどのように不安感を生み出すのかを具体例を交えて説明します。

絶対的な正義や客観的な正しさなど存在しないことを示して、都合に合わせた臨機応変の基準しかないことを明らかにします。教わったことしつけられたことが実際はどうなのかを検証して確かめることで不安感などの過去の制約から脱却する可能性を教えてくれます。

親子関係は昔もそして今も多くの人にとって悩みの元だったりしますよね(^^;)

フェルデンクライス・メソッドの先生ならば
この方法論のターゲットとする領域がこここまで及んでいる事をきちんと理解できるように説明する必要があるんじゃないかなって思います。その説明を自分のために役立てられる人って多いと思いますし、注意を向けないと変わらないことってあると思いますからね。

せっかくフェルデンクライス・メソッドにはどのようにやるのかという実践があるのに、気づかないとみんなそれに目を向けないみたいなんですそれが昔から言われている「口訣や秘訣はまつげの先にある」という言葉の意味なのかもしれないけどね(笑)

安全性を失うことは実際の罰の痛みよりもずっと大きな苦悩なんだ。
The Potent Self モーシェ・フェルデンクライス


今回の内容の目次

[第7章-1:行動と気分の結びつきの起源]

[第7章-2:身体緊張と安心感絶望感の結びつきの起源]

[第7章-3:精神分析学]

[第7章-4:ゲシュタルト・セラピー]

[第7章-5:罰による自己調整と感情行動障害]

[第7章-6:脅しの弊害]

[第7章-7:脅しで生まれた罪悪感の例]

§ 絶対主義と御都合主義

お申し込みはこちらから
フェルデンクライス ライブラリー バックナンバー

 | フェルデンクライス 幼児期

親子関係

2011年1月18日
フェルデンクライス・ライブラリー『自己の力』第14号『第6章:両親の影響』について

 人間は学習によって成長するので、親子関係は常に問題となります。ドラマや小説などで親の存在や幼少期のころの環境がたびたび主人公のバックグラウンドとして語られるのもそのためでしょう。

ONE PIECE が面白いのも幼少期の環境がしっかり設定されているので、各人物像が明確なことがあるからかもしませんね

今回は親子関係で生じる問題を考えます。

  • 現実逃避に含まれているもの
  • 自分にとって正しいと感じる反応
  • 成熟
  • 認めて欲しいという感情
  • 自己実現を感じる自発性状態に到達するために必要な二つの条件
について特にはっきりとした理解を得ます。

基本的な感情パターン(これは避けることができない、なぜなら人間の子供の依存は長くそして完成するからだ)は養われる存在(この感情パターンは今日でさえしばしばそうなのだが)から代わるものへ意図的に無効にされなければならない。

The Potent Self  モーシェ・フェルデンクライス


今回の内容の目次

[第6章-5:両親の影響]

[第6章-6:社会依存性質]

[第6章-7:不安感と屈筋群の緊張の関係性

[第6章-8:自己実現を感じるために必要な二つの条件


お申し込みはこちらから
フェルデンクライス ライブラリー バックナンバー

 | フェルデンクライス 幼児期

孤独感からの解放

2011年1月17日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第13号『第6章:依存力と成熟力』について

 
人間は他の動物よりも依存しなければならない期間が長いわけです。それで生じる様々な問題があります。誰かに認められたいという切望感がどのように孤独感をもたらすのかを説明し、この孤独感から解放する力が成熟にあることを気づかせてくれます。

多くの人々にとって、注目して欲しいと切望することは彼らの乳幼児期と同じ勢力を保っている。

別の人達にとっては、愛情が欲しいという熱望、さらに別の人達にとっては、認めて欲しいという切望や認めてもらえないことに対する恐怖感は全人格の主な原動力になる。

例外的な都合の良い状況だけしかこのような人達を痛ましいショックから救い出さないものだ。

このような人達は概して世界は敵意に満ちていると見出し、運命や神や実証できない力による欠点なんだと責任転嫁する現実逃避をするための一時しのぎの弁解が必要なんだ。

モーシェ・フェルデンクライス




今回の内容の目次

[第6章-1:幼少期の学習には依存が必要である]

[第6章-2:思考の源泉]

[第6章-3:孤立する恐れを感じる理由]

[第6章-4:孤立の恐れからの解放]

フェルデンクライス ライブラリー バックナンバー

 | フェルデンクライス 気づき

思い込みと思考のわな

2011年1月17日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第12号『第5章:思考習慣の形成』について

 フェルデンクライス博士は多くの人の信念体系である『人間の独自の人間性』と『他の動物との共通性』の思考法の混乱を例に、知らず知らずにハマってしまっている思考悪循環に気づき脱却するやり方を説明しています。

思考習慣に焦点をあて、自分がどのように考えているのかを再認識できるように導いてくれることでしょう


今回の内容の目次

[第5章-6:行動パターンの形成]

[第5章-7:自己卑下自傷行為

[第5章-8:吃音の理由]

§思考習慣の形成

[第5章-9:思い込み

[第5章-9:思い込みによる悩み]

フェルデンクライス ライブラリー バックナンバー

 | フェルデンクライス 思考

なんで悩みを引き寄せてしまうのだろう?

2011年1月17日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第11号『第5章:行動と環境』について

思い込みや思考法の混同がどのように形成され、それがどのように肉体の変化を伴う障害を生じるのかの説明を始めます。

生まれながら正義感、貪欲、寛大さなどの人間独自の『人間性』を持つという考え方と
生まれながら人間は他の動物と似た反応をするという考え方の対立する思考
の混同が悩みや障害を生んでいることを実例で説明し、

自分がどのように考えているかを詳細に調べることで悩み解消できることを示します。

今回の内容の目次

[第5章-1:社会性への順応]

[第5章-2:環境と無関係な個人は想像できない]

[第5章-3:所有の概念やフェティシズムの成立]

[第5章-4:態度や習慣の形成体の仕組み]

[第5章-5:悩みを引き寄せる仕組み]

フェルデンクライス ライブラリーバックナンバー


 | フェルデンクライス 思考

罪悪感と潜在能力

2011年1月16日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第10号『第4章:社会依存と性機能障害』について

フェルデンクライス博士は交差性動機理論から様々な機能障害の症例とメカニズムの解説をします。特に社会性の発達と生理的な発達の動機の矛盾がどのように障害を生じるのか分りやすく説明しています。

ポイントは動機のコントロール能力で潜在能力を発揮させることでしょう。

矛盾する動機群を投げ捨てることがバイタリティー溢れる行動能力を開花させるんだ。
The Point Self by モーシェ・フェルデンクライス


今回の内容の目次

[第4章−5:社会依存と性機能]

[第4章−6:通学期間と性機能障害

[第4章−7:罪悪感

[第4章−8:過食症

[第4章−9:拒食症

[第4章−10:苦難があるから成功するのだろうか?]

[第4章−11:潜在能力を開花するために必要なこと]

フェルデンクライス ライブラリー バックナンバー

 | フェルデンクライス 潜在能力

感情の仕組み

2011年1月15日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第9号『第4章:抵抗感と交差性動機』について

神経生理学から動機と行動を説明する講義はここで一段落します。心理的な抵抗感や不安感が生じる理由と心理的にも肉体的にも抵抗がなく行動する仕方を説明します。

そこで、『 特別付録(^-^)4章までのまとめ』として3章から4章までの内容を図解でまとめたものを加えてました。参考として感情の仕組みの説明として20世紀前半に出された二つの対照的な古典的理論ついても説明をしています。

この感情の仕組みの観点についてはフェルデンクライス博士がもともとハガナのために書き、その後、嘉納治五郎氏の序文のもとフランスで出版された柔術の本にも記載されています。その頃から、感情の仕組みと行動の関係に着目していたのですね。


今回の内容の目次

[第4章−1:脳の高次中枢が関わる行為と関わらない行為]

[第4章−2:内部の抵抗感を感じる理由]

[第4章−3:習慣行為も意図した行為に矛盾すれば抵抗感として感じる]

[第4章−4:矛盾した動機群の実行が抵抗感を生む]

 特別付録(^-^)4章までのまとめ

次回はこのことから、様々な症状について具体的に考えていきます

姿勢と心理学



cross_motivation_2.jpg


brain.jpgのサムネール画像


 | フェルデンクライス 感情

動機とは、条件反射とは、神経症って何?

2011年1月14日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第8号『第3章:動機と行動/行動パターンの分類』について

 神経生理学の説明が本格的になってきましたね(^^;)ちょっと復習です(^^)/

動機とはやる気や意欲という意味がありますが、ここでは

動機(行動のきっかけ)を脳から発する神経インパルスの脳部位の異なる部分からの発端、種類、経路のこと

と定義しました。

心の働きと体の動きを一つの実体ある神経系の機能であると提唱し始めています。
つまり心身一如あるいは心身一元性(論)です。心と体を関連する別の実体と考える心身二元論ではないということですね。

「私の体は賢いが頭で考える事は間違えている」とか、「心の方が体より上である」とかの階層構造を想定しないわけです。

例えば、「やる気はあるんだけど体が動かないんだ」とか言うとき、この気分をどう理解したら良いでしょう。

何か報酬を与えますか?罰を?それとも別の何かがあるのでしょうか?

たぶん読み進めるうちに明確になるのでしょうね。

そう、ここにフェルデンクライス・メソッドがいわゆるボディワークと根本的に違う点があるのです。体から心にアプローチするのではないのですよ。だからSomatic Educationなわけです(^-^)

ね!面白いでしょ(^-^)ちょっと難しい内容ですけど、じっくり取り組んでみましょう。

今回は意識している行動を単一の動機にするために、行動を三種類に分類します。

反射行動、習慣と条件付け行動、周期性定型化行動(神経症性行動)です。

混乱したら具体例を考えてみましょう!
身近な誰かとか!ひょっとして自分かも(^^;)

今回の内容の目次

[第3章-7:古典的条件反射理論の説明]

[第3章-8:神経症患者の定型化行動は反射行動でも習慣行動でもない]

[第3章-9:動物における神経症患者の定型化行動に似た実例]

[第3章-10:定型化行動は低次神経中枢の特性のため持続するようだ]

[第3章-11:ハトに人工的に 周期性定型化行動を作り出す実験]

[第3章-12:意識している行動をはっきりと認識されたただ一つだけの動機と一致させる]

[第3章-13:実例:暗に動機に敵意を含めて質問する人、世間が悪い?]

[第3章-14:単純な動作でさえ一つの動機となる必要がある]

姿勢と心理学

 | フェルデンクライス 自己イメージ

動機と行動/動機の分類

2011年1月13日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第7号
「第3章:動機と行動/動機の分類』について
 

認識できる動機と認識しにくい動機を(脳)生理学的観点で説明しています。

認識できる行動⇒緊張が身体の特定部分に局在

認識していない行動⇒緊張が身体に広く分布⇒反射行動∨自動化(習慣)行動

例えば、不安感や無気力感は身体の特定部分に緊張が局在するものではないから、軽減策を見つけることが難しいことが説明されます。

そして気づきが必要なことがわかります。

次回の第3章は条件反射や神経症の脳機能についての実験の考察が解説されていきます。
ここで何を区別しているのかじっくりと取り組んでいただくことが次回の内容の理解につながると思います。

不安感はこのような様々な方法で身体のとても多くの異なる部位に関連して引き起こされ得るし、あまりにも各人各様で、同じ人でも時間経過であまりにも異なり得るので、不安感に関連した緊張を認識することはいつも簡単ではない。
それゆえ、気づきが始まらないと、私達は自分の中に起きていることに気づかないことだけでなく気づかないこと自体にも気づいていないことを信じることはとても難しい。

....この緊張感を見分けることができることがとても重大になるわけだ。

The Potent Self by モーシェ フェルデンクライス


今回の内容の目次

[第3章-1:必要不可欠な行動は身体に限定された緊張として感じる]

[第3章-2:認識しにくい緊張感]

[第3章-3:三種類の動機

[第3章-4:認識していない動機と反射による動機を区別する実験]

[第3章-5:反射による動機と言えない習慣による認識されていない動機がある]

[第3章-6:認識されていない行動は反射行動と習慣化行動とこれらの境界領域行動に分けられる]

姿勢と心理学

 | フェルデンクライス 動機

フェルデンクライス メソッドの目的

2011年1月12日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第六号「第2章:主体性行動と強迫性行動/教育の目的』についてです。
 

ここではフェルデンクライス・メソッドにおける教育の目的を説明しています。

ある種の不安感や無気力感と身体運動の関係が実例を通して説明されていて、それを解除することがフェルデンクライス・メソッドの学習の目的であることが理解できます。

教育目的は個人が進化する存在状態に到達する助けであるべきなんだ。

つまり、教育は個人が習慣的依存連鎖を断ち切ることをもっと簡単にすべきなんだよ、

あるいはね、教育が習慣的依存連鎖を保持し続ける苦痛を少なくとも減らすなら、その教育が必要と判断できるわけだ。

この目的を達成できない教育は失敗だ。
つまり、それから、成熟した自立はだるくて疲れる役目となり、自分との奮闘が切れ間なく続くことになる。

The Potent Self by フェルデンクライス博士


今回の内容の目次

[第2章−6:主体的行動と強制的行動]

[第2章−7:平静行動と動揺行動]

[第2章−8:実例:たかいたかい]

[第2章−9:予想という感覚]

[第2章−10:教育の目的]

[第2章−11:内なる無力感

[第2章−12:目眩と不安感

姿勢と心理学

 | フェルデンクライス 感情

自発的行為と強迫的行為/精力善用

2011年1月12日
フェルデンクライス・ライブラリーより『自己の力』第五号「第2章:自発的行為と強迫的行為/精力善用』についてです。
 

いよいよ本書のテーマである。Potent Self=自己の力精力善用の意味が語られます。

In humans, where the bulk of activity consists of learned acts, there appears a kind of activity that is best described as potent activity. It is the sort of behavior we encounter in well-matured persons.

今回の内容の目次

[第2章−1:自発性は主観的で相対的な考え]

[第2章−2:物事をどのようにするかが重要]

[第2章−3:自発性は抵抗の内部感覚による]

[第2章−4:精力善用:Potent Self]

[第2章−5:無気力な自己:Impotent Self]

姿勢と心理学

 | フェルデンクライス 精神

現代心理学は感情を古典力学のエネルギ−に喩えることから始まった

2011年1月11日

scissorsフェルデンクライス・ライブラリー第三号『序論2:現代心理学は感情を古典力学のエネルギ−に例えることから始まった』についてです。

第三号はジグムント・フロイトから始まった心理学フロイトをよく知らない現代人にどのような影響を与えているかが解説されます。

心理学を知らないから、無垢な心で人の心を考えられるというより、

keyフロイトから始まる心理学に影響されていることに気がつかないと、ひょっとすると知らず知らず特定の思考パターンで考えている

かもしれないということ

そして、
good「言葉の定義を明確にすること」学習の原則が語られます。
トム・クルーズが学習障害を克服するためにした方法と共通する点があると思います。
簡潔なお話ですが、重要な事柄ばかりですね。happy02

姿勢と心理学

 | フェルデンクライス 心理学

まわりの人を愛するように自分を愛しなさい

2011年1月 9日

フェルデンクライス・ライブラリー第二号『序文:汝隣人を愛するがごとく汝自身を愛せよ』についてです。

第二号はフェルデンクライスをやっている人達には有名なお話から始まり、その意味が説明されていきます。

mobaqむかし、むかし、賢者ヒレルに聖書の教えを簡単に説明に説明して下さいと尋ねた人がいました。

flair賢者ヒレルは「自分を愛するように、まわりの人を愛しなさい」と答えました。

さて、時はすぎモーシェ・フェルデンクライス

key自分を愛するものだけが、まわりの人を愛せる

と言います。

この素敵な言葉の言い回しだけでなく、それに込められた意味を知りたい方に!

私はちょっと内気なのかしら?なんて悩んでいる私の様な(どこがじゃbleah)人達に!

そして、あるがままで生きようと歩き出している人達に!

きっと、応援してくれるような内容です。

姿勢と心理学



 | フェルデンクライス 心理学

愛している人が記憶喪失になったら心配するよね

2011年1月 9日

モーシェ・フェルデンクライスは学者さんだから、論理的なんだということはもちろんあると思いますが、ユダヤの文化が論理性を育んだという要素も大きいと思うのです。


フェルデンクライス・メソッドには宗教性はありませんが、ユダヤの文化の影響は強くあります。きっと昔の多くのユダヤの人達はタルムードを読んで育ったのでしょう。そういえば、現代の法律体系を最初に作り出したのはどうもユダヤの人達のようです。

そんなわけで、フェルデンクライスの理論を理解するためには論理って大事なんだよな〜と思うわけです。

簡単に言えば、偏見や思考の悪循環を断つために、頭を真っ白にしようとするのではなくて、論理と言う道具を使って思考過程を追って見ることです。
ここら辺がフィリッツ・パールズとの共通点があると言われるところかもしれませんね。


第二回『含意〜ならば〜だの意味を理解しよう』

heart02名探偵コナンで蘭が話すセリフで
「愛している人が記憶喪失になったら心配するよね。」
を取り上げてみましょう。
少し話を単純にして
愛している人なら心配するよね。
でとりあえず考えて見ます

mobaqこの文章が本当ならどんな可能性が考えられますか?

eye論理記号で表すと
(愛している人)⇒(その人を心配する)
です。

ここで大事なポイントは(愛している人)実現不能であると、(その人を心配する)も(その人を心配しない)も成り立つことです。

flairこの含意が真実のとき、次の三つのことが言えます。
1.愛している人を心配する。sign01
2.愛していない人を心配する。sign02
3.愛していない人を心配しない。coldsweats01

2と3は意外かもしれません。bearing
つまり、このセリフが真実なら例えば『この記憶喪失な人は愛する人(コナン)ではない』可能性があると推理できるわけですね。

ね!論理思考は実用的でしょ
私はこの話の前編しか見ていないので、この推理が正しかったかどうかはしりませんけどcoldsweats01

「愛している人が記憶喪失になったら心配するよね。」
は論理記号で表すと
(愛している人∧記憶喪失)⇒(その人を心配する)
です。
考えて見ても面白いと思いますよ。

姿勢と心理学

 | フェルデンクライス 論理

トラウマ

2011年1月 8日
フェルデンクライス・ライブラリー第一号『序文:トラウマ』についてです。


内容を理解するために、説明を加えておきますね。\(^^)/ フェルデンクライス博士の講義や文章は英語圏人達にとっても内容を理解する事は難しいわけです。その理由の少なくとも一つを、たぶん、多くの人達にとってあまりにも当たり前なので気がついていないと思うのです。

フェルデンクライス博士は特に文章で説明するときに、帰納的発見を演繹的に説明して具体例を挙げることが多いのです。単純に言えば、見つけた法則(公式)を数学の証明のように示して、公式が使える例を挙げるということですね。

つまり、みなさんが高校一年生のころ数学や現代文の読解で教わった論理ってやつです(^^;)
読解の助けとなるように、少しずつ解説していきます。

一回目『とりあえず、論理記号を覚えましょう!』

または=or=論理記号では∨
かつ=and=論理記号では∧
ならば=If~then=論理記号では〜⇒〜(含意=implicationと呼びます)


この三つだけ知っておいてくださいね。



 | フェルデンクライス 心理学

フェルデンクライス・ライブラリーの創刊にあたって

2011年1月 8日
イルカは人にインスピレーションを与える動物だそうだ。でも、イルカは肉食だよね。プレデターで狩人なんだ。非捕食者とおなじように狩りに失敗すれば、命を落とすことだってあるし、徐々に弱っていくでしょ。

知識を得るってことも同じ気分だと思う。どうも誰かが育ててくれた牧草地に生えている草をハミハミ食べている感じじゃない。忍耐強さと積極性が必要なんだ。

フェルデンクライス博士は1950年ごろフェルデンクライス・メソッドを確立した言われるのはなぜだろう?

この頃、第二次世界大戦が終了し、嘉納治五郎との約束を果たすべく書いた柔道の本が出版され、その後ベストセラーになるBody and Mature Beheviorが書かれた時期だからなんだ。つまり、この時期にフェルデンクライス・メソッドの戦略的実践理論が具体的に確立されたんだ。

この時期に書かれた身体の動きと心理に関するとても重要な本が存在する。この時代の人達には受け入れられないなっと考えて出版されなかった本、フェルデンクライス博士の死後最後に出版された本、その本がThe Potent Self

この本の題名を『自己の力あるいは精力善用』と訳そう。自己の力は読めばすぐに納得すると思うし、最後まで読めば精力善用も納得してもらえると思う。この本には実名こそでないけれど、フェルデンクライス博士の出会った多くの人物が登場するからね。

この本はフロイトから始まる近現代の多くの心理学や生理学の説明を経て詳しい理論と実践は今や世界のフェルデンクライスのプラクティショナーだけでなく、様々な心理療法やボディワークそして音楽やダンスやアスリートのトレーナー達にも影響を与え続けているんだ。

知識の荒野に乗り出してみませんか?知+識の狩人を募集します。
自己の力』を読みます

フェルデンクライス ライブラリー バックナンバー

 | フェルデンクライス 心理学

にほんブログ村 健康ブログ フェルデンクライスメソッドへ
にほんブログ村
RSS2.0