フェルデンクライスの最後の著作 当たり前なことは把握しにくい

2012年8月24日
フェルデンクライスの専門家でさえフェルデンクライス・メソッドとはどういうものなのかを言葉で説明することは難しいとよく聞きます。

フェルデンクライス・メソッドを作ったモーシェ・フェルデンクライス自身がどのように説明しているか読んでみるといいと思うのです。

モーシェ・フェルデンクライスの最後の著書の『The Elusive Obvious or Basic Feldenkrais』でフェルデンクライス博士は

選択肢を持つ方法で自分が知る事柄について考えることを学び、
選択の自由を広げ深めて人間的に使うこと


を勧めます。

本書はフェルデンクライス・メソッドの考え方やアイデアをより深く知ろうとする方にとっては格好の入門書だと思います。

また、この本はモーシェ・フェルデンクライスによるアメリカでの最初のフェルデンクライスの専門家を育成するコースの後にそのまとめとして書かれていて、その後の指導コースでも基本的な教科書という要素があります。フェルデンクライスのグループレッスンの教え方や個人セッションの仕方についても具体的に説明しています。


フェルデンクライス・ライブラリーの第2弾
『当たり前なことは把握しにくい∨フェルデンクライスの基本』
ではこの本を扱いました。

もう一歩踏み込んでフェルデンクライスを理解したい方にまとめて配信します。


フェルデンクライス・ライブラリー第2弾
当たり前なことは把握しにくい∨フェルデンクライスの基本
フェルデンクライスライブラリーバックナンバー会員費用
(2012年発行:第01号~第20号)10,000円

お問い合わせ・お申し込みはメールにてお願いいたします。
混乱を避けるために、この件についてのお問い合わせは『フェルデンクライス・ライブラリーの第2弾バックナンバーについて』と明記してください。

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第2弾
当たり前なことは把握しにくい∨フェルデンクライスの基本

目次

第01号: 読者のみなさんへ
第02号:第1章:序文
第03号:第2章:序論①身体知の発見
第04号:第2章:序論②FIはともにダンスをすること
第05号:第3章:有機体論=自己組織化する生物①
第06号:第3章:有機体論=動作は秩序をもたらす
第07号:第4章:学習の過程
第08号:第5章:姿勢の生物学的側面①動的平衡
第09号:第5章:姿勢の生物的側面② 人の姿勢の見方
第10号:第6章:不安感の身体パターン①不安感を感じているときの姿勢
第11号:第6章:不安感の身体パターン②不安を感じる仕組み
第12号:第6章:不安感の身体パターン③恐れや不安感を軽減するには
第13号:第7章:当たり前と思うことを考えなおす
第14号:第8章:主観的現実と客観的現実
第15号:第9章:ATMグループレッスン①潜在能力へ着手
第16号:第9章:ATMグループレッスン②どうやって教えるのか?
第17号:第10章:FI個人セッション① FIという思考法
第18号:第10章:FI個人セッション②やり方
第19号:第11章:当たり前なことは把握しにくい
第20号:第12章:極めて簡単なまとめ
☆特別収録 モーシェ・フェルデンクライスのもう一つの自伝
モーシェ・フェルデンクライスと武術のインタビュー

 





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僕は君の思い出の中の忘却の片隅にいる他の先生達に加わろう

2012年3月 1日
フェルデンクライスの個人セッションを受けたことがありますか?
現在は多くフェルデンクライスを実践している人がいますから、フェルデンクライスの個人セッションを受けることができる機会が増えました。

でも、いったいフェルデンクライスの個人セッションはどのように考えてやっているのでしょう?
創始者がどのように考えて個人セッションをしていたかを知りたい方に今回の内容は特にオススメします。

モーシェ ・フェルデンクライス博士自身が自分が実際の個人セッションをどのようにするのか
を語りとその説明をしてくれます。

そして、クライエントとの対話はドラマチックで感動的です。
ある人の成長の物語としても楽しめます。

個人の問題に対処するフェルデンクライスの方法論の効果のすごさがわかりますよ。
そして、ここまで考えて入っていくのかと改めて感心させられます。


読むとフェルデンクライス博士がクライアントにどのようにカウンセリングをして、フェルデンクライスの個人セッションをどのように展開していったのか分かってくると思います。

本書の内容をどのように実際の治療教育に使うのかがはっきりとすることでしょう。具体的で説得力がある内容です。


君は僕になんの恩義もないし、僕は君が読むことや算数を学んだのと同じく、君が君のレッスンを学ぶことを望んでいる。
僕は君の思い出の中の忘却の片隅にいる他の先生達に加わろう。

by モーシェ ・フェルデンクライス

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『自己の力∨精力善用』
第41号『第18章:フェルデンクライスの治療教育の実際① 』
の目次

§交差性動機をほどく

[ 第18章−1:認められたいという思い

[ 第18章−2:強迫的な習慣の確立]

[ 第18章−3:K.L氏の履歴]

[ 第18章−4:K.L氏の態度]

[ 第18章−5:K.L氏の強迫性]

[ 第18章−5:K.L氏の環境]

[ 第18章−5:K.L氏の抱える問題]

[ 第18章−6:K.L氏の交差性動機]

[ 第18章−7:古いパターンから新しいパターンへの切り替え]

[ 第18章−8:可逆性と丹田のコントロールを使う

[ 第18章−9:妻との関係]

[ 第18章−10:洞察]

[ 第18章−11:改善のサイン]

[ 第18章−12:対話と気づき]

[ 第18章−13:先生からの自立

[ 第18章−14:尊重

[ 第18章−15:精力善用




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 | フェルデンクライス 個人セッション

目的は自分が本当に望んでいることは何かを発見すること

2012年2月 9日
フェルデンクライスによる丹田の使い方は自分が本当に望んでいることは何かを発見することにつながるということ、つまり

丹田の使い方の実践をどのように心の領域に生かしていくのかの説明となります。
そして、実践法です。

そして、年齢の問題と個人と全体のどちらが重要なのかという議論も展開します。

フェルデンクライスの特に個人セッションで、レッスンの最後に立ち上がらせる動作を誘導することが多いのですが、なぜそうするのかという本当の理由が分ることでしょう。

椅子やベットから立ち上がることにこんな意味があったのか!っときっと驚くと思いますよ
意図や理由が明確になるとさらにレッスンの効果が上がると思うのです。

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目的は自分が本当に望んでいることは何かを発見することだ。
by モーシェ フェルデンクライス

丹田のコントロールが起きるときのあらゆる自発的な正しい行動の中に知る普遍的な態度を引き出すことができると感じられる。

ミュージシャン、ダンサー、そして表現の手段として筋肉の技量を使う一般の人達は
下腹部のコントロールを体系的に使うことで、自分の学習期間が相当短くなり、さらに技のレベルが自分が目指すことができるレベルまで高められることが分るだろう。


by モーシェ フェルデンクライス

『自己の力∨精力善用』第40号『第18章:小さな哲学』の目次。

[ 第18章−1:丹田のコントロールを使って動機を単純にする

[ 第18章−2:自分が本当に望んでいることを見つけること

[ 第18章−3:自己主張と自己放棄

[ 第18章−4:自己の領域

[ 第18章−5:自己コントロールと放棄

[ 第18章−6:椅子から立ち上がる

[ 第18章−7:丹田のコントロールのシステム


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 | フェルデンクライス 丹田

丹田を使うための練習法

2012年1月25日
丹田の使い方の実践です。
いよいよ核心です。

ついに丹田のコントロールの仕方の練習法の詳しい図入りのやり方(ATM)までたどり着きました。
一部FI の技法も入っています。

扉は開かれました、後は実践あるのみです!
そして、皆さんが丹田のコントロールの使い方を身につけて、伝承していっていただければいいなと考えています。

フェルデンクライス博士が日本に還したかった技法は丹田のコントロールだったのでしょう。
フェルデンクライスのレッスンで行う特殊な起き上がり方の風の形咳をしたり唾を飲み込む呼吸法なども丹田をコントロールする練習ための体系なのですね。

だから、モーシェ・フェルデンクライスは武術のインタビューで生徒達に丹田の使い方を教えていると言っていたのでしょうね。

丹田の動きが身体の使い方と心の働きの両面を表していることがフェルデンクライス博士の伝えたかった精力善用の言葉の意味なのだと思います。
それが自己の力つまり potent self であると言いたいのでしょう。


丹田のコントロールというものはね、ある自己の使い方から別の使い方に切り替えるときの身体の最も適切な状態だ。

丹田のコントロールは言わば、活動している身体のニュートラルギアなんだよ。

私達がしようとする他のどんなことでも、体と心を最大限に生かして使うやり方で行いたいのなら、私達はこの状態を通過するものなんだ。

by モーシェ フェルデンクライス

第17章:丹田のコントロールの目次

[ 第17章−7:自分の中にある能力から始めること

[ 第17章−8:斧を振り下ろす動作]

[ 第17章−9:息を吐き出しながら下腹部を膨らます

[ 第17章−10:頭のニュートラルな位置を見つける

[ 第17章−11:下腹部と呼吸の連動

[ 第17章−12:丹田の呼吸の生理]

[ 第17章−13:楽に椅子の上に立ち上がれるか?]

[ 第17章−14:丹田のコントロールはなぜ重要なのか?]

[ 第17章−15:可逆性を使って椅子の上に楽に立ち上がる]

[ 第17章−16:性行為との関連性]

[ 第17章−17:肛門括約筋の観察]

[ 第17章−18:正確な丹田コントロールの状態]

[ 第17章−19:丹田コントロールを学ぶ障害となる点]

[ 第17章−20:股関節の可動性を誘導現象で向上するFI]

[ 第17章−21:誘導現象とストレッチの違い]

[ 第17章−22:丹田は身体の根本原理である]

[ 第17章−23:腹の特別な3点

[ 第17章−24:脚の正確な配置を見つける]

[ 第17章−25:立位で頭のニュートラルな位置を見つける]

[ 第17章−26:丹田を回転させる]

[ 第17章−27:丹田を使って椅子に座る]

『自己の力∨精力善用』第39号
『第17章:丹田のコントロール③』より

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 | フェルデンクライス 丹田

丹田と骨盤と頭の関係

2011年10月25日
古き日本では丹田は同義的に使われていました。フェルデンクライス
博士は第二次世界大戦前の古い日本文化に属していますから、は古い日本語の概念で使っていると思います。

もちろん、ヤナイのレッスンでは丹田と言う言葉で説明しています。
そこでは丹田について

Tanden is one of the foundations of faith in every faith.」

と語っています。


さて、いよいよ丹田コントロールの実践に入ります。
フェルデンクライスが学んだ日本の伝統的身体技法の謎が明かされて、どのようにやればいいか分ることでしょう。

まず全体的なビジョンをはっきりさせるために、丹田と骨盤と頭の構造的配置を最適化するための説明がされます。

頭は水に浮かぶコルクのような滑らかさで自由に浮かぶものなんだよ。

環椎(第一頚椎、背骨の一番上の部分)は骨盤から上の方の身体のどこでも随意緊張がないまま頭が立位でバランスを保たれているときに

背骨を通って上がって来た水流の噴出が頭蓋骨にぶつかる頭蓋骨の天辺の点の方向に常に指し示すべきなんだ。

by モーシェ フェルデンクライス


これを実現するために目の使い方を学びます。

丹田のコントロールは自律神経系のコントロールでもあります。
後は実践です

この内容から先はヤナイのレッスンにものっていませんから、ここだけの秘密です!
冗談はさておき、ここにフェルデンクライス・メソッドの根本的なレッスンがあるのは本当です。
ここから始まったわけですね。

始まりに究極があったりします。みなさんとともに始まりに遡ってきました。

いよいよラストスパートですね。

秘密の扉を開けるのはみなさんです。
最後までお楽しみください


『自己の力∨精力善用』第38号
『第17章:腹と骨盤と頭』より

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 | フェルデンクライス 丹田

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